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何から始める?英語学習の全体像と効果的な手順を解説①

英語学習の全体像

こんにちは、Pump Up Englishです。

皆さんの中には、「仕事で英語が必要なので勉強したいけど、何から学習したらいいの?」と悩んでいる方もいらっしゃるかもしれません。

いざ書店に行けば参考書はたくさんあるし、YouTubeには無数に学習方法がアップされているし、
何をどのような順番でやればいいの!?ってなりますよね。

そこで今回は、「英語学習のロードマップ」をご提案します。このブログの読者さんが、
最終的には英語を話せるようになることをゴールとして、
何から始めると良いか説明させていただきます。

まずこの記事では【目標設定と習慣化のコツ】を、次の記事では【具体的な学習方法と順番】をそれぞれご紹介します。


ぼくは、TOEIC865点を取得しており、また、大手英会話スクールで学習アドバイザーを8年務めた経験があります。とにかくわかりやすく説明し、皆さんの英語力アップに少しでも貢献できるように書いていきますので、どうぞよろしくお願いいたします。

「なぜ英語力を上げたいのか」を明確にする

新しいことを身に着けたいと思う時、重要なのが「目標・モチベーション」です。
学習プランを立てても、モチベーションが曖昧だと、スキルアップは難しいですよね。

ぼくも、新しいことを始めようとする時、最初はワクワクしながら始めたことでも、次第に気持ちが下がってしまい、やらなくなってしまったことが何回もあります…。
では、どうしたら楽しく前向きな気持ちをキープできるのか。

それは「なぜ英語力を上げたいのか」をハッキリさせることが大切になります。

モチベーション(目標)を設定する時の2つのポイント

目標の決め方に絶対的な正解はありませんが、コツはあるとぼくは思います。
ここでは、目標を決めるときの2つのポイントをご紹介します。

英語で挑戦したいことを「具体的」に考え、達成した時の「感情」を味わう

目標を立てる時、人はその目標が具体的であれば、より「頑張って達成しよう!」という気持ちが湧いてきます。例えば、「料理上手になりたい」と思っている人がただ漫然と作りたいものを作るよりも、「イタリアン料理を勉強して、パスタ好きの友達をもてなしたい」「野菜や魚を使ったヘルシーな献立を学び、家族で健康的な食生活を送りたい」など、一歩踏み込んだ具体的な目標を設定したほうが、継続しやすくなります。

英語学習も同じで、「海外赴任を実現させる」という夢がある場合、その夢をもっと細かく具体的にしてみます。例えば、「自分の担当業務について、現地法人のスタッフへ英語で説明できるようになる!」「現地スタッフとの信頼を構築するため、雑談もスムーズにできるようにする!」「将来的には英語での交渉もできるようになりたい!」という具合です。

さらに、上記の具体的にした各目標について、「成し遂げた時の感情」をじっくりと味わってみましょう。例えば、上記2番目の例であれば、スポーツやお互いの家族について英語でスムーズに話している自分を想像してみます。軽い冗談などもはさみながら、楽しそうに同僚と話をしているあなた自身。どうでしょうか、生き生きと自信をもって英語を話している自分の姿にワクワクしませんか?この「ワクワク感」「自分への自信」というのが学習継続に大きな効力を発揮します。挑戦することで自分がワクワクできることを目標に定めることが大切です

他者に貢献することを目標にする

 目標には大きく分けて2つのタイプがあります。1つは「自分の利益のための目標」です。例えば、「英語ができるようになったら昇給できる」というような、自分が直接的に恩恵を受けるための目標です。一方、もう一つの目標の立て方は、「他者の役に立つこと」を目標に設定することです。具体的には、「英語が話せれば海外の取引先と直接やり取りできるため、チーム内の生産性向上に大きく貢献できる」、「通訳者が不要になるため、社内の経費削減に役立てる」というように、「他者の利益のために頑張る」ということです。

実は、モチベーションを保つ上で効果的だと言われているのは、後者(=他者の利益のために貢献することを目標にする)であるといわれています。他の人・団体のことを想って立てた目標は「コンパッションゴール」と呼ばれますが、これは「自分が必要とされている」というポジティブな認識をもつことを意味します。そのため、自己肯定感の向上にもつながります。アメリカのシアトルパシフィック大学の研究では、うつや不安の軽減につながったことが明らかになっているそうです。
他者に貢献する目標を立てることで人間関係が良くなり、信頼してもらえる。その結果、自己肯定感も上がり、英語学習の継続や実力アップにつながります。

自分のために英語力を高めようとすることは決して悪いことではありません。(ぼく自身も、学生のころは英語を話せる自分に憧れて、それを大きなモチベーションにしていました・・・笑) ただ、自分のためだけでなく、自分の大切な人が恩恵を受けられることも目標にしてみてはどうでしょうか。

英語学習を習慣化してしまおう!

1では、モチベーションを明確にすることの大切さを書きましたが、英語学習を続ける上でもう一つの重要なことがあります。それは、「学習の習慣化」です。

モチベーションの設定をすることはもちろん大切なのですが、それを永久に持ち続けることって、正直難しいんです。

重要なのは、「モチベーションが下がっても英語学習を続けられる仕組み(=習慣)をつくるということです。

このように言うと、「【習慣にするのが大事!】っていうのはわかるけど、それができないんだよ!という声が聞こえてきそうです。(その気持ち、痛いほどわかりますw)

でも大丈夫です!結論として【習慣化のコツを取り入れた学習方法】と、そこに含まれる【習慣化しやすくするポイント】を説明しますので、ぜひ読んでみてください。

<習慣化のコツを取り入れた学習方法>

  • 「朝ごはんを食べる時は単語帳に付いているCDを聴く」と決め、毎朝実行する。
  • 通勤電車の中では、単語帳を使って行きと帰りそれぞれで3単語ずつ覚える。そして、その日覚えた単語は、スマホのメモアプリなどに記録をしていく。
  • 夜ベッドに入ったら、英語学習アプリで10分だけ勉強してから寝る。(10分がつらいなら5分でもOK)
  • 学んだ文法を使って簡単で短い英文を一日1文作ってみる。

習慣化するための3つのポイント

なぜこのような学習方法が習慣化することに結びつくのか。
それは、以下3つの「習慣化するためのポイント」を踏まえた学習方法になっているためです。

勉強した記録を残す


日々の学びや仕事の進捗を記録していくことが目標達成に効果的であることが、米国心理学会の研究論文で明らかになっています。学習したことを記録し続けることで、自分の努力が目で見てわかりますよね。そのため、継続しやすくなるんです。

さらに、学んだことの記録をつけるもう一つの利点は、「復習が気軽にできる」ことです。

どういうことかというと、例えば、毎日勉強してきた単語が一覧で見られるように記録していれば、その記録メモを見返すことで、隙間時間などに片手でサクッと復習ができます。しかし、単語帳そのものだと、これまで学んだ単語は何ページにも渡っているので、ページをペラペラめくらないと復習できません。これだと面倒で継続しづらくなります。

なお、「単語や例文を書いたりするのは面倒くさくて、無理!」という場合でも、使っている単語帳や学習本などに書き込みやマーカーを引きながら進めることをお勧めします。こうすれば進捗を可視化でき、「進んでいる実感」が持てます。

目標をとにかく小さくし、気持ちのハードルをガンガン下げる!

例えば「英語をペラペラ話せるようになりたい!」という目標があっても、いざ海外の人と話そうとすると「単語すら満足に出てこない」という状況では、「自分には英語を話すなんて無理なんじゃないか」と心が折れてしまいがちです。このようなことが起こるのは、「今の自分と、目標(=理想とする自分)との間に大きな隔たりがある」ためです。

挫折を避けるためのコツは、最終目標に至るまでの「小さな目標」を用意し、一つずつクリアしていくことです。具体的には以下のようなイメージです。

「単語を毎日5個だけ覚えようとしてみる」
         ↓
「毎日の単語学習ができるようになったら、文法の勉強を毎日1ページだけやってみる」
         ↓
「1ページで物足りなければ、2ページ以上やってみる」
         ↓
「単語と文法がある程度身に付いたら、英語のポッドキャストを聴いてみる」

どうでしょうか。とりあえず単語5個を覚えるところからのスタートなら、できそうな気がしませんか?もし5個の暗記がつらいのであれば、「毎日単語1個を覚える」でも良いし、なんなら「とりあえず単語帳を図書館で借りてくる」とか「単語帳を開いてざっと目を通してみる」でも良いと思います。ここで重要なのは、「小さなアクションを起こし、成功体験を得る」ということです。つまり、小さな目標を「達成できた」というポジティブな経験を積み重ねることで脳は快感を得て、継続することにつながります

今ある習慣に英語学習をくっつけて、一緒に習慣化してしまう

毎日やっていることに英語学習をくっつけてしまうのも効果的です。「歯を磨きながら単語帳を眺める」「入浴中に英語学習系のポッドキャストを聴く」など、すでにルーティンになっていることをやったら、一緒に英語学習を行ってしまいます。ここでもポイントは楽で簡単なメニューにすることです。気合を入れてやらなければ実行できないものは、習慣化が難しいです。とにかく「楽」「簡単」なものから取り組んでみましょう。

まとめ

  • 「なぜ英語力を上げたいのか」というモチベーションを明確にしよう!
    モチベーションを設定するには、以下2つのポイントが重要!
     1.英語で挑戦したいことを具体的に考え、達成した時の「感情」を味わってみる
     2.他者に貢献することを目標にする
  • 英語学習を習慣化してしまおう!
    習慣化のコツ
    1.勉強した記録を残す
    2.目標をとにかく小さくし、気持ちのハードルをガンガン下げる!
    3.すでに習慣になっていることに英語学習をくっつけて、一緒に習慣にしてしまう

この記事では、「目標の設定」と「学習の習慣化」のコツについてご紹介しました。
英語力を上げるためには「継続すること」が大切ですが、その続けることがなかなかできず、英語を諦めてしまいがちですよね。安定して学習習慣が作れるよう、ぜひここで紹介したことを実践してみてくださいね。

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次の記事では、様々ある学習の方法を、どのような順番で行うと効率的かを解説します!
話せるようになるための具体的なやり方をご紹介しますので、良ければご覧ください!
次の記事: 何から始める?英語学習の全体像と効果的な手順を解説②

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