こんにちは、Pump Up English です。
今回はリスニングに関する記事を書こうと思うのですが、次のようにお困りの方はいないでしょうか。

英文を見るとだいたい意味は分かるんだけど、その文を音で聞いてみると、途端に聞き取れなくなるんだよ。なんか、音もごにょごにょってはっきり聞こえないし、頭にも残らず、サーって流れちゃう感じなんだよね…
どうしたらちゃんと聞き取れるようになるのーー???
この悩みは、リスニングで壁にあたる人の多くが経験済みではないでしょうか。
TOEICなどのリスニング問題が聞き取れず解答スクリプトを見たら、

うわ、単語も文法も知ってるものばっかじゃん。なんで聞けないんだ・・・
っていうこともあると思います。
そこで、今回は「見ればわかるのに聞き取れない原因」と「聞けるようになるためのトレーニング」をご紹介します。
・読めるのに聞けない!その原因を理解できる
・英語がきちんと聞こえるようになるトレーニングがわかる
ぼくもリスニングは決して得意だったわけではありません。
聞いても聞いても音が記憶に残らず、右から左にサーっと流れてしまう感覚がありました。
でも、これからお伝えする原因などを知ったことで、自分がなぜ英語を聞き取れないかがわかりました。
今リスニングに苦労されている方でも、トレーニングをやれば、絶対に聞き取り能力は上がります!
あきらめずやってみてください。
それでは行きましょう!
※この記事は約10分で読めますので、どうぞお付き合いください。
結論: 聞き取れない原因は、スペル(つづり)と発音をリンクして覚えていないから
まずは結論から。「英文を見ればわかるのに聞き取れない」その原因は、「スペル(つづり)と発音をリンクして覚えていないから」です。

どういうこと?
と思われたかもしれません。かみ砕いて説明します。
例えば、orange という単語は、カタカナ英語で言うと「オレンジ」ですが、英語では「オゥレンッジ」みたいな音になります。
また、I got to school with him. という文では、英語の標準的な発音では、「アイ ゴールー スクォーゥ ウィズィム」のようになり、決して「アイ ゴー トゥー スクール ウィズ ヒム」ではないわけです。
でもぼくら日本人はカタカナ英語の発音で慣れてしまっているため、スペルを見た時に、正しい英語の発音を頭の中で再現できません。
その結果、「スペルを見ればわかる(=意味の理解ができる)けど、聞くとわからない(=発音からスペルや意味にリンクさせられない)」ということが起こるわけです。

ってことは、英語の発音のデータベースを増やせばいいのかな??
そう思った方いますか?大正解です!!
英語には様々な音声変化(音がつながったり消えたりする)が起こります。そして、その変化は文字を見てても絶対にわかりません。
だから、英語を音で聞き、「このつづりは、こういう音になるのか」という経験とそのデータベースを脳に刷り込んでいくことが必要になります。
脳のキャパを意味理解に使えれば、余裕で英語を聞き取れる!
ここまでは、リスニング力を上げるためには、英語の「音のデータベース」が重要だとお伝えしてきました。

じゃあ、音のデータベースを増やす方法を早く教えて!
と思われる方もいると思いますが、その前に「言葉を聞いて理解する時の脳の働き」について、簡単にお伝えさせてください。
ここでお伝えすることを知っていただくと、音のデータベースを増やすことが、なぜリスニング向上につながるかがよりわかると思います。
そもそも、人が英語を聞いてその意味を理解するためには、4つのステップがあります。
①英語の音が耳に入ってくる
②すでに持っている音のデータベースを元に、脳が単語や文を特定する(←脳の音声知覚)
③すでに持っている意味のデータベースを元に、脳が②で特定した単語や文の意味を特定する(←脳の意味理解)
④聞いた英語を理解できる
このように、脳はまず「音声知覚」ができて初めて「意味理解」のフェーズに行くことができます。
そのため、いかに「音声知覚を楽に早く終え、さっさと意味理解に脳を使えるか」がめちゃくちゃく重要になるわけです。
それにもかかわらず、音のデータベースが少ない場合、脳が「音声知覚」と「意味理解」に使っているエネルギーの割合は、95%対5%と言われています。つまり、意味理解に到達する前に大部分の脳のキャパシティを使ってしまっているんです。
脳にしてみたら

英語の音が聞こえてきたけど、どの単語・イディオムが使われているんだ?うーん、聞いたことない音ばっかでよくわからないぞ。
あ、もうエネルギーを95%使っちゃったわ・・・あー疲れた・・・
という状態なわけです。エネルギーがほとんど残っていないため、意味理解する余力がないんですね。
ではどうしたら良いか、というと、「音声知覚」と「意味理解」のエネルギーの割合を5%対95%にすると良いと言われています。割合を逆転させるということですね。
つまり、聞いた瞬間に単語や構文を理解し、その直後に意味理解に脳を思いっきり使って意味を理解する、と言うことです。

対策: 聞き取れるようになるためのトレーニングとは?
ここまで、「聞いた直後にその単語や構文が特定できる音声知覚をスピーディにすることが大事」というお話でした。
では、どうしたら音声知覚をスピーディにするために音のデータベースを増やせるのか、についてご紹介します。
それは、シャドーイングです。
シャドーイングは、英語の音声に続いて、発音やイントネーションをそっくりそのまま真似して発音するトレーニングです。
なぜシャドーイングが効果的かと言うと、
シャドーイングは、スクリプトをしっかり確認した上で音声を聞いて発音するので、スペルと音声を一致させることができるからです。
そのため、発音を聞けばすぐに「あの単語/構文だ!」とわかり、意味を理解できます。
その結果、脳のリソースを意味理解に使えるため、次々に耳に入ってくる音声を処理し続けられる、ということです。
なお、シャドーイングの詳しい方法は、こちらの記事で紹介しています。
ぜひご覧になってください。
[TOEICスコア別 シャドーイングにオススメの教材]
~400点: VOA Learning English
アメリカの国営放送局が運営する、英語の学習者向けプログラムです。
初心者レベルの語彙や表現を使って、会話のやり取りなどを学べます。
フレーズの説明や発音などについて、ゆっくり丁寧に解説してくれます。そのため、まだ学習を始めたばかりの方でも、安心して取り組めます。
400~800点: TOEIC公式問題集
TOEIC公式問題集では、ビジネス向けの語彙や表現が多く使われています。また、リスニング問題で話される英語のスピードも決してゆっくりではないため、ナチュラルな会話スピードを聞けるようになるには、ちょうど良いかと思います。
さらに、アメリカ・カナダ・イギリス・オーストラリア・ニュージーランドの発音が採用されているので、発音のバリエーションも学べます。
800点~:TED Talks
世界の研究者などが物事の考え方や見方、方法などをプレゼンするのを聞けます。
目からうろこが落ちるような「へー!」と思う知識を得られることが多く、英語学習という範疇を超え、とても勉強になります。
★コーチングスクール開発による、シャドーイングプログラム★


まとめ
今回は、「読めるのに、音声になると聞き取れない」という課題への原因と対策をご紹介しました。
日本語と違って、英語は音変化が激しい言語なので、つづりと発音の違いに慣れる必要があります。
ご紹介したシャドーイングなどを使って、ぜひ「音のデータベース」をたくさん作り、楽にリスニングできるようにしていきましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございます!
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